3Dプリントの見積もり価格を抑えるには、材料使用量と3Dプリントの造形時間を減らす設計が基本となります。不要なサポート材の発生を防ぎ、モデルの体積を減らす工夫を行うことで、コスト削減につながります。
試作品や建築模型、趣味のパーツなどを3Dプリント受託サービスに依頼する際、「思っていたよりも見積もり金額が高くなってしまった」と感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。3Dプリントの費用は、外形サイズだけでなく形状の複雑さや配置向き、内部構造によって大きく変動します。
この記事では、見積もり金額が上がってしまう形状の特徴と、設計段階で価格を抑えるための調整ポイントを分かりやすく解説します。
3Dプリントの見積もり価格が決まる主な要因
3Dプリント受託サービスにおいて、見積もり金額を左右する要素は主に以下の通りです。
- 材料の使用量(モデル本体の体積とサポート材の量)
- 3Dプリンターの造形時間(積層にかかる総稼働時間)
- 造形方式および選択する材料の種類
- サポート材を含む形状の複雑さと、造形に必要な材料・時間
Print Sakuではサポート材を付けた状態で発送し、サポート除去・研磨・塗装などの二次加工は現在提供していません。ご自身で仕上げる場合は、造形料金とは別に、作業の準備や時間もご検討ください。
熱溶解積層(FDM)方式をはじめとする多くの3Dプリント技術では、下から一層ずつ樹脂を積み上げて形を作っていきます。そのため、使用する樹脂材料の総量が増えるほど材料費がかさみ、造形時間が長くなるほど機械の稼働コストが増加します。つまり、モデルを「より少ない材料で、より短い時間で造形できる形状」に近づけることが、コスト削減への近道となります。
見積もり価格が高くなりやすい形状の特徴
設計した3Dデータによっては、意図せずコストを押し上げてしまうケースがあります。見積もりが高額になりやすい代表的な形状の特徴を整理します。
サポート材が大量に発生するオーバーハング形状
下からの支えがない空中に突き出た形状(オーバーハング)や、水平に伸びる梁のような構造(ブリッジ)がある場合、造形時の垂れ下がりを防ぐために「サポート材」と呼ばれる補助構造が必要になります。サポート材は造形後に取り除いて破棄される部分ですが、これらを造形するためにも本体と同じように材料と造形時間が消費されます。オーバーハングが多い形状は、本体以外の材料費と稼働時間が上乗せされるため、見積もり価格が高くなります。
内部まで樹脂が詰まった無垢(ソリッド)の形状
外見はシンプルであっても、内部がぎっしりと樹脂で満たされたソリッド形状は、体積が非常に大きくなります。体積の増加は材料使用量の増加に直結するだけでなく、ノズルが樹脂を塗りつぶす面積が増えるため、造形時間が大幅に伸びる原因になります。
高さ(Z軸方向)があり積層数が多くなる形状
3Dプリントは下から上に向かって層を重ねるため、高さのある形状ほど積層回数が増加し、造形時間が長くなりやすい傾向があります。同じ体積のモデルであっても、平らな形状に比べて縦に細長い形状は造形時間が長くなり、結果として見積もりに影響を与える場合があります。
設計段階で3Dプリントの価格を抑える調整ポイント
見積もり価格を抑えるためには、3Dデータのモデリング段階でコスト要因を意識した形状調整を行うことが有効です。
肉抜き(中空化)と脱芯用の抜き穴を設ける
ブロック状のパーツや厚みのある形状は、内部を空洞にする「肉抜き(シェル化)」を施すことで、体積を大きく削ぎ落とせます。製品の用途に応じた必要十分な壁の厚みを保ちつつ、中空構造に切り替えることで、材料消費量と造形時間の双方を削減できます。中空化を行う際は、内部のサポート材や未硬化材料の排出を考慮した抜き穴を適切な位置に設けておくことが重要です。
角度を工夫してサポート材の発生を抑える
FDM方式では、垂直面に対して一定以上の傾斜がついた面(一般的には地面から見て45度未満の浅い角度)にサポート材が必要と判定されます。設計段階で斜面の角度を急にする、あるいは角を面取り(C面)やフィレット(R面)形状にして緩やかな傾斜に変更することで、サポート材を付加せずに造形できる範囲が広がります。サポート材の発生を抑えられれば、材料削減と造形時間の短縮につながり、コストを抑えやすくなります。
部品を分割して造形向きを最適化する
複雑な形状や突起の多い一体型モデルは、あえて複数の部品に分割して設計する手法が効果的です。分割することで、それぞれのパーツをサポート材が最も発生しにくい向きに寝かせて配置できるようになります。接合用のダボ(ピン)やネジ穴を設ける設計の手間は発生しますが、造形時間と材料の大幅な削減が見込めるため、結果としてトータルの加工費用を低く抑えられる場合があります。
必要な精度と強度のバランスを見直す
機能上問題のない部分の肉厚を極端に厚くしすぎないことも大切です。過剰な肉厚は材料と時間を浪費します。剛性が必要な箇所には全体を厚くするのではなく、リブ(補強リブ)を追加する設計を採用することで、軽さと強度を両立させながらコストを削減できます。
PrintSakuで見積もりを確認する際の流れと注意点
設計の調整を行った後は、実際のデータをオンライン見積もりにアップロードして価格の変化を確認することをおすすめします。PrintSakuでは、手軽に見積もりをご確認いただける仕組みを整えています。
STL/OBJファイルをアップロードしてその場で確認
PrintSakuは、日本全国への配送に対応したオンライン3Dプリントサービスです。建築模型、試作品、趣味作品、卒業制作など、幅広い用途のパーツ造形に対応しています。お手持ちのSTLまたはOBJファイルをアップロードしていただくことで、造形条件に応じた見積もりをご確認いただけます。設計を変更した前後のデータをそれぞれアップロードし、価格の差を比較検討する際にもご活用いただけます。
なお、PrintSakuではデータの修正代行や高度な表面仕上げ・塗装などの追加工は提供しておりません。ご自身で仕上げた3Dデータをそのままご入稿いただくシンプルな運用により、手軽な利用を支援しています。
ご注文とお支払いに関する注意事項
ご注文時の納期および価格は、造形物のサイズ、形状、選択する素材や数量、工場の稼働状況などの諸条件によって変わります。具体的な金額や出荷予定日については、見積もり画面にてご確認ください。
また、お支払い方法は前払いのみとなっております。請求書払い(後払い・掛売)には対応しておりませんのであらかじめご了承ください(お取引に必要な見積書および請求書の発行には対応しております)。
出荷日については、締切時刻内のご決済完了分に限り当日出荷や翌日出荷に対応できる場合がありますが、到着日を確約するものではございません。発送日と到着日は異なり、また翌営業日発送を確約するものでもありませんので、日程には余裕を持ったご計画をお願いいたします。
まとめ
3Dプリントの費用を抑えるポイントは、材料の使用量を減らすことと、3Dプリンターの造形時間を短縮することです。
- 肉抜き(中空化)を行い、不要な体積と材料を削る
- 傾斜角度を調整してサポート材の発生を抑える
- 部品を分割して、サポート材が少なくて済む向きで配置する
これらの工夫を設計段階で取り入れることで、3Dプリントのコスト削減が期待できます。ご自身の設計データがどの程度の価格になるか、まずは見積もり画面でお確かめください。
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本記事はAIを用いて作成し、PrintSaku編集部の基準に基づき公開しています。内容は一般的な情報であり、実際の価格・納期は見積もり画面でご確認ください。
